サラサラの鼻水が止まらない!花粉症の原因とは?
花粉症の季節になりましたね。
この時期がくると、鼻の調子が悪くなり、辛い日々を送られる方も多いのではないでしょうか。
このやっかいな花粉症。
その原因を探っていきます。
花粉症はアレルギーが原因
花粉症とは、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、その名の通り
アレルギーが原因で発症します。
アレルギーとは、体の「免疫反応」のことで、アレルゲン(アレルギーの原因となるもの)が体内に入ってきたとき、それを排除しようとする働きです。
花粉症は、このアレルゲンが「花粉」となります。
この免疫反応により、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が起こります。
この免疫反応をもう少し詳しく見ていきましょう。
免疫反応のメカニズムとは?
私たちの体に花粉が侵入してくると、
リンパ球さん
「何か見慣れないものが入ってきたぞ。防御部隊を作っておこう」
ということで、Ige抗体という防御部隊が作られます。
リンパ球さん
「肥満細胞さん、Ige抗体を作ったんで、次同じものが入ってきたら戦ってくれ」
肥満細胞さん
「了解。Ige抗体と結合しておくわ。」
そして、肥満細胞とIge抗体が結合されます。
再び、花粉が侵入してくると、肥満細胞に結合されたIge抗体が検知します。
肥満細胞さん
「おっまた来たな。ヒスタミンさん、出番だ。攻撃してくれ」
ヒスタミンは肥満細胞の部下のイメージです。
ヒスタミンさん
「了解しました。まずは、くしゃみで追い出すぞ。鼻水で流すようにも仕掛けよう。まだ入ってくるなら鼻づまりで封鎖だ。」
という感じで、体が抵抗します。
これが免疫反応です。
花粉症にかかる人、かからない人の違いとは?
しかし、花粉症にかかる人、かからない人がいます。
どのような違いがあるのでしょうか?
実は、上述しましたIge抗体はある程度の数がないと、花粉には検知されません。
どれくらいの量で検知されるかは個人差があります。
つまり、
花粉症になる人、ならない人の違いは、Ige抗体の数と検知レベルにあります。
おわりに
花粉症の原因を少し分かりやすく説明してみました。
原因を知っておくことは、対策もしやすいと思いますので、ぜひ覚えておきましょう。