実はとても複雑で重要!鼻の構造、役割とは?
当サイトは鼻に関するトラブルについて、
原因は何か?
どのように対策していくのか?
ということを書いていきます。
そのために、まずそもそも
鼻の構造ってどうなっているのか?
鼻の役割ってなんなのか?
ということから説明します。
鼻の構造や役割を知っておくだけでも、鼻にまつわるいろいろなトラブルも理解しやすくなるかと思います。
鼻は3つの要素で構成されている
鼻は大きく3つの要素で構成されています。
それは、
- 顔の前に突き出ている「外鼻」
- 鼻の中である「鼻腔」
- 鼻腔のまわりにある4つの空洞「副鼻腔」
になります。
では、これらを少し詳しく見ていきましょう。
(図については他サイトをご参照ください)
外鼻
顔の前に突き出ている、私たちが「鼻」といっているのがこの「外鼻」です。
しかし、鼻の器官全体からしたら、外に見えている「外鼻」は、鼻のほんの一部です。
鼻腔
鼻の器官全体で、もっとも広い部分、いわゆる鼻の中を「鼻腔」といいます。
鼻腔の構造は
- 鼻中隔と呼ばれる骨が真ん中で壁になり、左右に分かれている
- 鼻甲介と呼ばれる3つの骨(上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介)が張り出すようにある
- 鼻甲介にヒダがあり、鼻腔内の表面積が増えるしくみになっている
- 内側は粘膜で覆われており、血管が密集している。おかげで表面積が広い。
- 外からの空気を温めて加湿する
副鼻腔
副鼻腔は、鼻腔の周りを取り囲むようにしてあります。
- 鼻腔を取り囲むようにある4つの空洞。左右で合計8個ある。
- 鼻腔とは直径2-3mmと非常に狭い通路でつながっている。
- 鼻腔と同様に粘膜で覆われており、外から入ってきたホコリやウイルスなどを粘液と一緒に外に送り出す。
- 副鼻腔炎と呼ばれる病気を引き起こす問題児でもある。
- 実は副鼻腔の役割って、はっきりと解明されていない
鼻の4つの役割
上記の鼻の構造で説明したものもありますが、鼻には大きく4つの役割があります。
- 外から吸い込んだ空気を温めて、湿度を与え、肺に空気を運ぶ
- ホコリ、ウイルス、アレルゲンなどを追い出したり、取り込んでもみ消したりする。
- においを感じる。いわゆる嗅覚としての役割。
- 声を響かせる役割。鼻を使って声を出すといい声が出るらしい。
鼻とは、空気の通り道であり、異物から体を守り、においを感じる、声を響かせる、といずれも人間にとってとても重要な役割を担ってるんですね。
この鼻がうまく機能しないとなると、いろいろな場面で支障をきたしてしまいます。
鼻の構造や役割についてのまとめ
今回の記事をまとめますと、
- 鼻は「外鼻」「鼻腔」「副鼻腔」という3つの要素で構成されている
- 「外鼻」は顔の前に突き出ている、私たちが鼻と言っている部分
- 「鼻腔」は鼻の器官全体で、もっとも広い部分、いわゆる鼻の中。
- 「副鼻腔」は鼻腔の周りを取り囲むようにしてある4つの空洞で、副鼻腔炎と呼ばれる病気を引き起こす問題児でもある。
- 鼻には大きく4つの役割がある。空気を加湿し肺に運ぶ、異物から体を守る、においを感じる、声を響かせるの4つ。
となります。
鼻の構造って思っている以上に複雑ですよね。
次回からは、いわゆる鼻のトラブルについて書いていきたいと思います。
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