鼻の骨の曲がりが原因!?鼻中隔湾曲症とは?
鼻中隔湾曲症という言葉を聞いたことありますか?
難しい漢字が並んでて、とっつきにくい言葉かもしれませんが、漢字の通り、「鼻中隔」が「湾曲」している状態の病気です。
鼻中隔とは、鼻腔の真ん中の骨のこと。
この骨を境に左右に分かれています。
⇒鼻の構造について
この鼻中隔という骨が湾曲している、つまり弓なりに曲がっているという状態です。
すると、どういうことが起こるのか?
鼻中隔が曲がっていると、当然片方は狭くなり、空気が流れにくくなります。
空気が流れにくくなると、常に鼻づまりが生じてしまいます。
鼻づまりは辛いものですが、それが常にとなると、生活の質は大きく下がってしまいます。
しかも、それだけではありません。
鼻中隔湾曲症だと、さまざまな鼻トラブルを引き起こしやすくなるんです。
鼻中隔湾曲症が引き起こす問題とは?
鼻中隔湾曲症が鼻トラブルを起こしやすくなる理由として、
といったところがあげられます。
そして、鼻トラブル以外にも、
いびきをかきやすくなったり、睡眠時に呼吸が一時的に止まる睡眠呼吸障害を引き起こしたりと、
かなり深刻な事態となってしまうのです。。
鼻中隔湾曲症の原因は思春期にあり
では、なぜ鼻中隔が曲がるようなことが起きるのでしょうか?
鍵は思春期です。
思春期の頃、もともとまっすぐだった鼻中隔の骨が大きく成長します。
しかし、周りの骨、つまり頭蓋骨はそんなに変わるものではないので、
鼻中隔の骨が伸びきれず曲がってしまうのです。
うーん、これは避けようがない事実ですね。
もちろん、すべての人がそうなるわけではないのですが、私も曲がってしまった一人のようです。。
鼻中隔湾曲症を治療するには?
もしかして、自分は鼻中隔湾曲症かも、って思われたあなた。
この厄介な病気を治したい、ですよね。
まずは、鼻中隔が曲がっているのかどうか、病院で確認です。
私の場合は、CTで確認しました。
治療には手術を行います。
曲がっている鼻中隔の軟骨を取り除き、まっすぐに矯正します。
症状によりますが、現在では日帰り手術も可能で、費用、時間、体への負担を極力少なくすることができます。
私も日帰り手術により治療しました。
その際は局所麻酔にて手術を行い、帰宅。
術後しばらく鼻の通りは悪くなりますが、通院を何度かして、徐々に改善されました。
手術となると、怖いかもしれませんが、このまま一生しんどい状態が続くよりもマシと考えたら、勇気が出るかもしれませんよ。